Keijibanより転記 Keijibanに行く
山スキーをゲレンデスキーでも楽しむことの出来るアルパイントレッカーを
レンタル用に揃えました。
これは普通のゲレンデスキーのビンデングに装着すれば山スキーのようにかかとが上がり歩行することができます。靴も兼用靴でなくてもゲレンデシューズで大丈夫です。
かなりのロングコースでなければこれを持っていれば歩行は出来ます。ただしシールはつけなくてはいけません。
山スキー道具がなくて講習会を躊躇されている方は、こんな道具もありますのでお手持ちのスキーに合うシールだけ購入していただくことで参加が可能になります。この道具のレンタルは有料(2000円/1講習会)になります。
渋谷区の「みやしたこうえんクライミング場」に行って来ました。「スケートボード場」と「フットサル場」の隣にそれはありました。そこには、スケートボードやフットサルをするのと同じ感覚で、あるいは、ジャングルジムで遊ぶのと同じ感覚で、クライミングを楽しんでいる若者達(子供も多い)がいました。
①ボルダリング場は誰でも利用出来ます。
②クライミング場は2人ペアで10ミリ以上のロープとハーネスを持って行き(いつでも可)。技術試験を受けて合格して登録者になるかクライミング講習会(水曜日と日曜日に実施 実施時間様々で電話3498-6231で予約出来る)を受けて登録者になると利用出来ます。
③利用出来る時間は9時から22時まで(現在は節電のため18時まで)。
④12/29~1/3のみ休みであとは無休です。
⑤10人しか入場できないので、夕方はや日曜日は混んでいて登れないことも多いそうです(日曜なら朝9時前に行くこと)。
⑥更衣室あり、シャワールームありです。
⑦利用時間は2時間まで、といっても帰りに時間を書いたカードのチェックはなくて「割とファジーです」とスタッフの人は言っていました。
⑧渋谷駅から明治通りを原宿方面に行き、最初の歩道橋の手前で左側に公園管理事務所に登る階段を登り、そこ(管理事務所)で受付をしてゼッケンをもらいます。そしたら隣(北側)がクライミング場です。かっこいいスタッフのお兄さんがいてめんどうをみてくれます。ウッドデッキになっていて、土足禁止です。
⑨会場は屋外です。公園を歩く人がたくさん見ているので、ちょっとはずかしいです。
⑩利用料金は350円です。有料レンタルシューズが有ります(たぶん100円です)。
例えば野球少年ならば、中学校の野球部等を経て、高等学校で甲子園、プロ野球の選手、そして、アメリカの大リーグでの活躍が目標であるだろう。
本格的な登山を志したならば、高差2千メートル以上、垂直、岩と氷のミックス、標高8千メートル近くの大岩壁のクライミングあたりが究極の目標であるだろう(ちなみにTimtamiのめざす山はそれではなくて。生活の延長線上にあって、日常生活を豊かにする山である)。
本格的な登山を志す人はどういう人かというと、
①日本の一般企業のサラリーマンであると、長期の海外遠征に頻繁に通うことは難しいので、たぶんそういうサラリーマンにはなっていないだろう。
②時々、クライミングジムに行きトレーニングをしているだろう。
③土曜・日曜・祝日は必ずと行っていいほど山に行っているだろう。
④年に何回か大岩壁のクライミングに出かけて行くだろう。
我がTimtamに入会した人達は初心者の登山者である。丹沢の沢登り程度に自分で行けるようになればいいと思いつつも、野球少年の大リーグように、大岩壁のクライミングを遠く夢見ないこともないだろう。必然的に彼等はクライミングジムへと通い始める。クライミングジム通いが長く続けば、いずれクライミングジムのコミュニティの一員となるだろう(意図的に一員にならないとか、バランスが悪くて危なっかしいい人は別)。
クライミングジムは怪我のリスクが少ないように設計&プログラムされれいる。
①一に養成したいのはボルダラーだ。ボルダラーは一人でもジムに来てくれるし大きな怪我をしにくいから営業効率が高いのだ。
②二に養成したいのは5.11とか5.12といった数字を追いかけるルートクライマー集団だ。ルートの壁が映画館の入り口の横に設置されるほどで、そのインパクトこそジムの醍醐味だ。
③ボルダラーに対しては分厚いマットが下に敷かれた前傾壁(高さ四メートル程度)が用意されている。
④ルートクライマーに対してはあらかじめヌンチャクの下がった前傾壁と、中間支点用のハンガーボルトが無くてトップロープが下がっている緩傾斜のスラブ壁(どちらも高さ十数メートル程度)が用意されている。最近はオートビレー機がある所も多くなった。
⑤ボルダーの場合は下の方に核心が、ルートの場合は上の方(ビレーの失敗が起こりにくい)に核心が設定されることが多い。
⑥バランスが悪くて危なっかしい人の無理なトライを防ぐために、5.7以下のルートは作らないとか、緩傾斜壁にボルダーを作らないとか、危険な時以外はジム内のお客さんに声をかけないのをスタッフの基本姿勢にするなどの工夫がされいる。
怪我のリスクが少ないのだから、それを避ける技術をたくさん身につけなくていいことになる。だからジムのコミュニティの人達の多くは、エイトノットと、ATCやグリグリによるビレーと、ヌンチャクへのクリップしか出来ない。
クライミングジムのコミュニティではTimtamの会員は重宝だ。外の岩場や沢登りに出て行けるロープワークと経験を身につけているからだ。だから、Timtam会員は「外岩(or 沢)に連れて行って!」とよく頼まれるだろう。
ジムのコミュニティには遭難対策の機能はない、登山届けもその審査もない、捜索救助保険はかけられても、捜索救助に出てくれる人はいない。数日帰ってこなくて家族が警察に届けて、それから警察の人が捜索に動くのでは間に合わないことも多い。
つまり、ジムのコミュニティで行くんだったら、外岩ゲレンデや超人気の1級までの沢登りに限るのがいい(沢登りは何パーティも通過する休日に行くべし、2級以上の沢は不可)。事故者を捜索する必要がなくて、その搬出も容易だからだ。
登山者が減少している現在、Timtamの会員が自分の通うジムのコミュニティの人達を外の岩場や沢登りに連れて行くのは、登山者を増やすという観点から、しかたないことかも知れない。でも、出来るだけ、連れて行く人達をTimtamに入会させてほしいと思う。入会はその人達にとってメリットが大きいことは、連れて行く側に立つ人ならば確信出来るはずだ。
◆Timtamの入会者が増えれば、結果として遭難対策基盤のある登山者が増えて行く。◆登山者間に登山技術のコンセンサスが取れて行く。◆人通り少ない素敵な山に登山者が散らばって行く。◆Timtamの山が広まって行く。
流山のタマです。私の通う流山ジムの話しをします。
ガンバクライミングジムといいます。日本では最も歴史をきざんでいるジムです(創立時の名称は三星ウォール)。お客さんがよく「ガンバ」と言うから「ガンバでいいじゃないか」ということで名前がついたんだそうです。
JR武蔵野線とつくばEXの南流山駅から徒歩10分、草加-流山線という大きな通りに面した場所にあります(道の北側)。首都圏では自然の岩場から最も遠い場所では一二位を争うだろう流山の地にあって、毎週のように岩場に行きたい欲求とあこがれがモチベーションとなって、オーナーとその仲間達が1981年にオーナー家の倉を改造して小さな人工壁(コンクリート製、現在のようなプラスチックホールドは無い)を作ってしまったのが原点です。
その後、本格的な鉄骨作りの建物に立て替え、OSC(大阪クライミングソサイティ)社製のクライミングボード等一式が設置されました。当時のお金で1500万円もかかったそうです。従来からあったホールドや壁をさらに組み込んで、クラブハウスを造り、現在の形に至りました。
随所にインナーホールド(より自然の岩場あるホールドに近づけられる)があったり、自然の石で作ったホールドが三個と手製のプラスチックホールドが六個が現役で使われていたりして、ジム設立当時のエネルギーを偲ぶことが出来ます。
高さ8m、床面の広さ12坪です。110度と100度(どちらも上部で角度が変化)の前傾壁が二面と垂壁が一面あります。暖房完備で冷房なしです。
いくつかある基準のルート設定は1986年に大岩純一・あきこの両氏によって行われました。
創立当時は他にジムがなかったので最も遠い常連さんは高崎の人でした。アウトドアライターの柏瀬さん、ガイドの桑原さん、インストラクターの松浦さん、などなどたくさんの人が集まってもいました。各地にクライミングジムが出来てくるに従って、喧噪は去り、今は地元の流山や松戸の人がぼちぼちとやって来る静かで落ち着いた状態になっています。
三十年を越えて無事故で、夜のになれば、クライマーのにぎわいが続いているわけで、ジムの経営は大成功であると言って良いと思います。
①床面積がせまい。②壁の構造がフラットでウェーブとか、どっかぶりとか、カンテとかいった複雑な構造がない。③ボルダリングの壁の上にルートの壁が続いていて両者が共通に使われる。④緩傾斜のスラブ壁がない。⑤5.7以下のやさしいルートはない。⑥パーマネントルートを除き、専用ノートを見ながらホールドの連続を記憶して登る方法がとられている(ガムテープでマーキングしたルートは少ない)。⑦使用料はゲスト参加が\2,000/1dayなので都内の大きなクライミングジムより少し割高かも知れない。
短所のように思われる上記の①~⑦ですが実は、これらが小さなジムが成功した理由なんだと推理しています。
(1)狭いから、少人数しか収容出来なくて、一人しか登れないから、登ってない人は登っている人やそのビレーヤーを期せずとも見てしまいます(壁の構造がフラットなので、何気なく見ている状態でも、よく見えてしまう)。
(2)二つ以上の集団に分かれる場所がないから、コミュニティが一つでその仲間意識は強めの状態に保たれます。
(3)ロープを間違えて結ぶとかクリップをし忘れるかのミスは、登ってない人が上記の仲間意識に裏打ちされて、わきあいあいとしていながらも、ハイタイミングで指摘されることになります。
(4)知らないうちに、どっかの壁で、だれかが捻挫してるなんてことが起らないわけで、つまり、上記の仲間意識が安全システムとして大きく機能しているのです。
(5)クライミング技術の伝達や研究も上記の仲間意識が担います。スクールなんてないのに、技術のコンセンサスの取れたクライマー集団になっているのです。
(6)緩傾斜の壁がないこと、5.7以下のルートがないこと、ゲスト参加の費用が割と高いこと、広告をほとんどしないこと、…など、が「どうにも危ない人」に対する防波堤になって(例えば子供は上まで登れない)いるようです。この防波堤は上記の安全システムをさらに補強していると考えられます。
クライミングジム歴十数年のSiraさんと、昨年の12月11日に流山のクライミングジムの打ち上げ宴会(関東一古いそのジムが2010年12月で営業を終了するのに伴ったお別れ会)で隣どうしになりました。Siraさんは自分の手の指を私に見せながら、
「クライミングは最終的には指力ですよね。」と回想するように言いました。
彼の手は比較的小さく、指は細め、でも指の関節の所は大きく膨れ、三つの小鼓を縦に重ねたような形をしていました。
渋谷のクライミングジムでアルバイトをしているOkaさんと1月23日に雪山に行きました。彼は往復の電車の中で指にかける小さな輪が飛び出したゴムボール(市販のクライミング用指力トレーニング器具)を暇さえあればグチグチと握っていました。テント場についたら、銀マットの上で柔軟体操していました(柔軟体操がクセになってるみたいで、テント場に限らずいろんな場所で体のあちこちを伸ばす動作をするのです)。(注、指力トレーニング器具は指力をつけることだけでなく、筋肉・関節を均等に矯正して、指が痛んでしまうのを防げるだろう優れものです。)
5.12dをねらっているKiyoさんと1月26日の夕方に原宿のファーストフードの店で出会いました。最近はどうですかと聞いたら
「やさしいルートをムーブを使わずに正対で登るようにしてますよ。」と言うので、
「どうしてですか?」と聞いたら
「腕を曲げて登らないと剥がされちゃうからね!」とのことでした。注:モーメント(力×腕の長さ)を小さくするということ。
古い山の仲間であるSiraさん、Okaさん、Kiyoさんに会っても、次にどこの山に行こうなんて話をする可能性は、強引に誘わないかぎり、無くなりました。彼等はクライミングジムに通う内に、山登りする人でなくなってしまったようです。ジムの面白さにハマっていて、もうたぶん山登りの世界に戻って来ないみたいです(たまに外岩に行く程度)。
山登りをするうちに岩登りに出会い、その岩登りがうまくなりたいためにクライミングジムに出かけて行った人は、そしてそれと逆コースの、クライミングジムに通う内に山登りでも始めようかと思った人は、ハイステップ,ダイアゴナル,クロス,キョン,ヒールフック,あたりの基本的なムーブ(後段に参考有)がなんとなく見えて来た(適当な位置に大きなホールドがあれば演示できる)ころに、次の①か②のどちらのタイプにするかを二者択一で決めてほしいのです。なぜかと言うと、ゲレンデでスキーをすることが山登りではないように、ジムでクライミングをすることは山登りではないからです。
①クライミングジムに週1回以上行くのをライフスタイルにする(上記SiraさんOkaさんKiyoさんのタイプ)。
②山に月1回以上行くのをライフスタイルにしていて、クライミングジムに行くのはトレーニングのためである(山登りをする人のタイプ)。
岩登りノートページのムーブカタログの項に次の28通りのムーブ(広義の意味でムーブを含)が掲載されています(28通りは初心者の内に5.10代のクライミングの練習をする中で身に付きます)。上記②を選択した人は5.10代程度よりも難度を上げないで、ジムでのトレーニングはある程度で区切りをつけて、山登り(外の岩場を含む)を目指すのがベターだと言えます。
山に登ると健康になると言う人は多いです。
健康って何なんでしょう?
健康といえばWHOの「肉体的にも精神的にも社会的にもすこやかなこと」が有名ですが、それは1960年代に盛んに言われたもので古かったです。昨日調べました。WHOは1986年にオタワ憲章というのを宣言して、その中で下記のように健康を定義していました。
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<<健康とは・・>>
「一人ひとりの病気や障害の有無に関わらず、生涯にわたり意欲的に学び続け、絶えず自己実現を図り、いかなる社会変化にも対応し、主体的に生き抜くことである。」
「自らの健康はコントロールし改善出来る(=ヘルスプロモーション)。」
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それで、やっぱり、
山に登ると健康になるみたいですね。
「1/27~1/28 箱根・神山・駒ケ岳・金時山・明神ヶ岳」関連発言
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870. 箱根のよい子のチャイムは「箱根八里」 クリ坊 2007/01/30 (火) 23:53
一日目は神山 駒ケ岳、二日目は金時山から明神ヶ岳を歩きました。快晴とはいきませんでしたがお天気に恵まれ、大涌谷からモクモクとあがる噴煙、白く浮き上がる富士山、駒ケ岳から望む相模湾と箱根らしい眺望を堪能できました。中でも明神ヶ岳から望む金時山(猪鼻山ともいう)は、後ろにりっぱな富士山をひかえて猪の鼻がブヒーと上を向いているようなフォルムで今年の年賀状に使えなかったことが惜しまれる景色でした。11年後にも絶対登って年賀状にするゾー。足場はきしきし鳴る新雪、ざらめ雪、泥交じりの雪、凍ってつるつるの雪、まるっきりのどろんことさまざまな表情を見せてくれました。金時山南面は泥田で最初は気持ち悪かったのですが仕方なく歩いてるうちに笑っちゃうほど楽しくなってしまいました。長めのスパッツ必携です。
16時になると町の方から箱根八里の音楽がながれてきます。威勢のいい調子につられて歌ってしまいましたが歌詞があいまいなのですよねー。うちに帰ってから調べてみました。こんなんです。
はっこねの山は天下の険 かんこくかんも物ならず
万丈のやま 千じーんのたに
まーえにそびえ しりえにさそう
雲は山をめーぐり 霧は谷をとーざす
ひーるなおくーらき すーぎのぉなーみき
羊腸の小径は 苔なめらか
一定以上の年代の方には懐かしい歌と思います。100年も前につくられた歌ですが、昼なお暗い杉の並木を通って羊の腸のように曲がりくねった苔むした細い道をおりてきた私たちはその通りだったよー今も変わってないよーと作者に教えてあげたい気分です。
 
「12/23~2/24北八ヶ岳・天狗岳」関連発言集
三百名山に毎回楽しく参加させていただいていますが、今回はちよっとまじめに反省会。
冬山テント泊は思った以上にチョー大変なものでした。まず寒さ。テントの中に降るダイアモンドダストにあぜんぼうぜん。ほっカイロを四肢に肩にはりまくり震えておりました。寒さで持病の喘息も出てきてお借りした冬用シュラフがなければ眠れなかったと思います。本当にありがとうございました。
それからテント用具一式をすべて相棒のUさんにボッカさせてしまいごめんなさい。帰ってから今回使わなかったものをピックアップしてみたらまだまだ荷物を絞れたとわかりました。ふたりでテント泊する以上荷物を分かち合うのがエチケットだったと思います。山に行くたびに膝に水がたまりパンパンになってしまうのであまり無理はできないなと思っています。高望みせずに自分にあった山行スタイルを考えて行きたいです。私のわがままな夢を実現させてくれたUさんに感謝。