心者等を支援するロープワーク

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プレックリップマシン 情報:PANICカラビナ


手作りプレクリップマシンその1
①コピー用紙50枚が挟める程度の大きな紙夾みを短く切ったテントのポールに針金で固定して作る。

②右の駒は小さなカラビナ用

③左の駒は大きなカラビナ用

④左側の部分を3メートルほど長く伸ばせる釣り竿とかゾンデ棒などにテープで止めて使用する。


手作りプレクリップマシンその2
①プレクリップマシンにヌンチャクを夾む。

②駒を噛ませてカラビナのゲートを開いておく。

③左のカラビナにロープをかける。

④右のカラビナを高い支点にかけて、黒いテントポールを左に引き抜くとプレクリップされる。


コング社製の高速クリップ器
①右側の開いた部分(門)を支点に差し込むと銀色の部分が門を閉ざして支点に固定される。

②手作りプレクリップマシンに夾んで使う、又は長い棒にテーピングテープなどで固定して使う(クリップ後に棒を強く引きテープを切る)。

③ケミカルボルトには(ハンガーが高速クリップ器の門の幅より太いために)使えない場合がある。

④ハンガーボルトのネジの部分が大きく外に出ていると高速クリップ器が使えない場合がある。


上→市販のカラビナゲート用ゲート開きプレート(下写真のように使う。
下→ペットボトルのプラスチックで作ったカラビナ用ゲート開きプレート(下の下の写真のように使う)


市販のカラビナ用ゲート開きプレートを使ってゲートを開いた所。支点にクリップすると自動的にゲートが閉じる(使い方は左上写真のコング社製の高速クリップ器のそれと同じ)。


手作りのカラビナ用ゲート開きプレートを使ってゲートを開いた所{使い方は市販のもの(左写真)と同じ}。



ゲート仮固定可カラビナ付ヌンチャク

①雪崩捜査用ゾンデ棒にベルクロで取り付けた例、ベルクロ(赤と青のプラスチックの駒)の代りにテーピングテープで止めてもいい。

②ゾンデ棒でなくて現地調達の木の棒でも良い。

③ゾンデ棒でなくて釣り竿でも良い。

④写真右のカラビナが入手出来ない場合は一つ上の写真のカラビナ用ゲート開きプレートを使えばいい。


フレキチューブヌンチャク
①40cm程度のフレキチューブを使用する。フレキチューブ(電気配線用)はホームセンターで手に入る。

②フレキチューブの中にはスリングが通っている。

③写真では見えないが、チューブの左側からスリングの末端が出ていてカラビナがかかっている。つまり全体としてはヌンチャクになっている。

④ハーネスに付けて携行し登攀の途中で足元から2.5m程度上の支点にプレクリップが出来る。


フイフイ・フレキチューブヌンチャク
①右上のフレキチューブヌンチャクのゲート仮固定可カラビナのかわりにフイフイを使用したもの。

②ハーネスに付けて携行し、登攀の途中で足元から2.5m程度上の支点にフイフイを引っかける。

③メインロープを左のカラビナにクリップし、ビレーヤーにテンションをかけてもらう。

④テンションのかかった(上の支点からビレーヤーに向かう側の)ロープを引いて(いわゆるゴボウで)、フイフイを引っかけた支点に手が(ゆとりを持って)届く高さまで登る。

⑤フイフイを引っかけた支点に普通のヌンチャク(以下:ヌンチャクA)をかける。

⑥ヌンチャクAとハーネスを別のヌンチャク(以下:ヌンチャクB)で連結し、セルフビレーをセットする。次にテンションを緩めてもらい、セルフビレーに体重を移す。

⑥’(←⑥の代り)ヌンチャクA(等)をホールドにしてレストの態勢を作ってテンションを緩めてもらい、⑦に進む。

⑦ヌンチャクAにメインロープをクリップする。⑧と⑨を飛ばして⑩に進めるなら進む。

⑧ビレーヤーにテンションをかけてもらい、ごぼうで30cmほど登る。

⑨フイフイを引っかけた支点の近くで、レストしてその支点にクリップ出来る態勢を作る。ホールドが乏しければヌンチャクAが有効なホールドとなる。レストの態勢が出来たらテンションを緩めてもらう。

⑩ヌンンチャクB(セルフビレー)とフイフイ・フレキチューブヌンチャクを支点から回収する。ヌンチャクAが押しつける力でフイフイ・フレキチューブヌンチャクが支点から回収出来なければ、そのまま登り、後で回収する。

※フレキチューブの長さは上記の全作業が出来る範囲内でなるべく長くする(写真の場合はチューブの長さが43cm、全長63cm)。


プレクリップフォーク その1
①左側の部分を3メートルほど長く伸ばせる釣り竿とかゾンデ棒などにテープで止めて使用する。

②岩場の途中に下がっているヌンチャクにプレクリップすることが出来る。


プレクリップフォーク その2
①ロープをヘアピン状に折ってフォークにかける。

②プレクリップしたいヌンチャクにヘアピンの輪をかける。

③ロープを二本とも下に(写真では左に)引くと、ヌンチャクのゲートが開いてプレクリップされる。

プレクリップフォーク その3(プレクリップフォークを使わない方法)
①リードクライミングを終えて終了点からロワーダウンする際に、「プレクリップしたい支点の一つ上のヌンチャク」からのみロープをはずしして下まで降りる。他のヌンチャクには手をふれない。つまり、他のヌンチャクはみなロープが通ったままになっている。

②ロワーダウンが終わり、リーダが着地したらロープを引く。ロープの末端がプレクリップしたい支点の二つ上のヌンチャクを通過したとたんにロープを引くことを停止する。

③目的の支点にプレクリップされた状態でロープが落ちてくる。

④この方法を使えば、プレクリップフォークを使わずに済ませることが出来る。この方法がうまくいかないか、あるいは意図的にロープを完全に回収してしまった時にプレクリップフォークを使う。


長いタイプの作成

100cmほど腕を長く出来る。

折り畳み式にするのであれば、使わないテントポールを希望段数にして、内側に強いひもを入れる方法が考えられる。


カラビナ周辺を硬くする。


骨は真鍮パイプ使ったが、銅線のほうがいいかもしれない。骨には不意の墜落時に体に刺さらない柔らかさが必要!

 
@プレクリップ
一つめか二つめの支点へのクリップに失敗するとグランドフォールしてしまうのでプレクリップしておく方が安全である。 1.5メートルぐらいの棒の先にテーピングテープでヌンチャクを固定する→上のカラビナのゲートを3センチくらいの棒を夾んで開いておく→ 下のカラビナにロープを逆クリップにならないようにしてかけておく→一つめか二つめの支点を狙ってその支点に開いたカラビナのゲートがかかるように棒を操作する→ 支点にカラビナがかかったら棒を引き下ろし固定用のテーピングテープを切る。プレクリップは積極的に行うべきだと提唱したい。 プレクリップマシンの項を参照のこと。


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