バッチマン結び(オートブロックorフリックションヒッチその2)
└縦画面2分
ブルージック結びと用途は同じです。早く作れる、結びが効くのに方向性があってそれを利用出来る、 カラビナバッチマンに発展させられるといった利点があります。1つ下の写真をマッシャ―、2つ下の写真をクレムハイストと言う人が多いです(2011年1月現在)。
タイプ1(マッシャー) ゆるめやすい
タイプ2(クレムハイスト) がっちり決まる

上は巻き不足、下のように結び目を持って沢山巻く
カラビナバッチマン結び
オートブロックorフリックションヒッチその3)
ロープにカラビナを添わせて、スリングで巻き付けバッチマン結びにします。カラビナを持ってロープの上をスライド出来るので便利です。
マッシャー結び(バッチマンタイプ1)
(オートブロックorフリックションヒッチその4
└Ytube36秒
ブルージック結びと用途は同じです。ブルージック結びは双方向に効きますが、マッシャー結びには方向性があります。
下図は一本の補助ロープをメインロープに編んで末端を結んで作るマッシャーで、メインロープが細い場合に有効です(メインロープが捩れません)。

ハーフマスト結び(イタリアンヒッチorムンターヒッチ)
└Ytube25秒
@エイト環やATCを落としたなんて時にこれが有効です。
@トップがセカンドを上から支点ビレーする時に使用すると利点が多いです。
①ビレーしているロープを緩めることが容易
②仮固定がシンプル
③吊り上げシステムに移行しやすい
④エイト環グリップビレーより支点にかかる負担が少ない
@長いピッチの懸垂下降に使うとロープが激しくキンクします。なので、懸垂下降ではロープが回転しないようにロープをしっかり握りながらHMSカラビナに送ってやる必要があります。
@懸垂下降の際に仮固定しやすく、決めた位置にピタリと止められます。
@懸垂下降の場合は引き手側のロープがカラビナのゲート側に来ないようにハーフマスト結びを作ります。
@使用するのは写真にあるようなHMTカラビナ(:ハーフマスト専用カラビナ)が望ましいです。

ロープは上に延びて懸垂下降の支点に向かいます。親指が下になるようにロープをつかみ

時計回りに手の平を反転させて

上方向に延びるロープをつかめば、ハーフマストヒッチが出来ます。

親指側からHMSカラビナ(ハーフマスト専用カラビナ)をかけに行く

2箇所にカラビナをかけて
,
手をはずせば、ひとまず形が出来る。さらにカラビナを赤矢印方に引くと

ハーフマストヒッチが反転して、懸垂下降の際のロープのかかり方になります。リードのビレーもこの形で行います。赤矢印側(引手側)ロープがカラビナのゲートの反対側に来ていることに注目!
*カラビナ下部が懸垂下降者のハーネスの ビレーループにかかります。

セカンドのビレーにハーフマストヒッチを使う場合の写真です。青側ロープがビレーヤーの引手で、赤側ロープがセカンドにつながります。
*カラビナ上部がビレーの支点にかかります。 支点は十分に強度があるものを使用して下さい(リングボルト2つ連結程度は不可)。
ハーフマスト2回ひねり
└Ytube160秒
垂直な岩場で、人を背負って懸垂下降する時にかかる大きな加重に対して、十分なブレーキをかけることが出来ます。懸垂救助の項をごらん下さい。

時計回りにねじって輪を作り

もう半回転して

さらにもう半回転して

鉛筆が通るている場所にHMSカラビナをかけます。

HMSカラビナをかけた所の写真です。

カラビナのゲートを閉じて、HMSカラビナを下に(赤矢印の方向)に引き、上に延びるロープを上に引くと

ハーフマスト2回ひねりの完成です。

イラストにしてみました。
エイト環2回がけ(附録:「行って返って方式」と「ひげ出し」)
@ハーフマスト2回ひねりと同様です。人を背負って懸垂下降する時にかかる大きな加重に対応出来ます。懸垂救助の項をごらん下さい。
@小さなエイト環では2回かけはできません(小さなエイト環は使い勝手が悪い点が他にもいくつかあるので一般的な大きさのエイト環にしましょう)。
@「行って返って方式」と「ひげ出し」を付録として加えてあります。→普通に1回かけにしたエイト環からスリングを出してハーネスに連結(腰から離れて高い位置にエイト環が来る)し、制動側のロープをハーネスにかけたカラビナにかけて折り返し、さらにエイト環側のからびなにかけて折り返しZ形(ロープが行って返ってする)にロープを流す方法がシンプルで使いやすい(ただし宙吊り状態の怪我人を救助する場合はエイト環2回がけを使用すること)。
エイト環2回がけの完成図(ロープ2本の場合)

エイト環2回がけの写真
「懸垂救助システム」です。
紫スリング(下降器をハーネスから離してセットする工夫=ひげ出し)は救助者につながります。灰スリングは負傷者のセルフビレーです(エイト環の小さい方の穴を利用してセルフビレーをセットします)。オレンジロープを仮固定すれば、救助者はシステムから脱出できます。

└YTube1分
付録2:エイト環1.5回がけ(細いロープ1本で懸垂下降する場合等に使用)

付録3:懸垂下降の支点を固定する(結びが無いので大きなテンションがかかっても解除出来る、同じことはATCでも可能)。


ロープを支点で固定して1本懸垂で2人が同時に下る。横に張られているスリングは流星法のその4の項をご覧下さい。

左からエイト環0.5回かけ(超太いロープ用)、1回かけ、1.5回かけ(1本懸垂用)、2回かけ(2人懸垂用)
ロープの結び方 2026.2/28更新
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