沢登り科
登り教室&図読み山行 )

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★イントロダクション
*登山教室Timtam会員は沢登り科の実技講習をゲスト価格より3,000円引きで受講出来ます。
*登山教室Cuee会員は沢登り科の実技講習をゲスト価格より2,000円引きで受講出来ます。
*「沢登り」は古くからある日本固有の登山の方法、沢を道として使い、なるべく濡れないように登り下りします。海外にある「キャニオニング(沢泳ぎ・シャワークライミング)」と混同しないようにして下さい(冬でも沢登りは可能です)。
*「地図読み山行」は地図を読んで道なき道を行きます(バリエーションハイキングとも呼ばれています)。
*「地図読み山行」は「沢登り」と共通している部分が多いので、登山教室Timtam&Cueでは「地図読み山行」を「沢登り科」に属させています。
*「沢登り」はロープを使います。そのロープワークは「岩登り」のそれより多様で興味深いです。対して、「地図読み山行」はロープを積極的には使いません。
*「風と雲の山旅」は一般登山道を行く教室です(「沢登り」と地図読み山行」は一般登山道でない所を行く)。

★実施済参加要項の閲覧
最上段メニューにある「沢登り教室企画集」と 「地図読山行企画集」と 「と雲の山旅企画集」ボタンを押して個々の実施済参加要項を見に行って下さい。 興味ある企画がありましたら Timtam&Cue宛に メール(c-up@nifty.com)又は問い合わせフォームにてご連絡下さい。 同様の最新企画を返信メールにてお送りいたします。

  
★使用地形図一覧
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地勢図の区画
 東京
秩父、武蔵日原、奥多摩湖、猪丸、上野原、丹波、大室山、中川、大山、厚木、秦野、山北、正丸峠、原市場、武蔵御岳、五日市、与瀬、青野原、越生、飯能、

1:200,000
地勢図の区画
 甲府
笹子、大月、七保、川浦、瑞牆山、金峰山、駿河小山、御正体山、大菩薩峠、駿河小山、八ヶ岳西部、八ヶ岳東部、丹波

1:200,000
地勢図の区画
 その他
荒船山、十石峠、槍ヶ岳、上高地、御殿場、湯ヶ島、関本、箱根、熱海、天城山、沢入、上野花輪、甲子山、赤城山、下仁田、巻機山、下仁田、筑波

参考地形図
三百名山の地形図、 沢登り教室の地形図



 
スマホでGPS(M浦)
 スマホGPSが特に優れていると思われる点は、スマホ画面いっぱいに表示された2万5千分の1地図上に、「現在地を、いつでもピンポイントで表示出来る」ことです。なぜかと言うと、紙の地図とシルバコンパスで行う旧来の地図読みでは、それにどんなに熟達しても「いつでもピンポイント表示」が難しいからです。
 「現在地の確認」「進行方向決定」は地図読みの2大要素です。スマホGPSを持てば、これまで苦労してきた「現在地の確認」を一瞬で済ませて (現在地の確認に習熟しなくてよくて,しかも,GPSによらない方法より早く示せる →注参照、すぐに「進行方向決定」に移れるのです。それは、ドームテント、ゴアデックス、サーマレストマット、ココヘリ、等が登山界もたらした変化に匹敵するか、もしかして「勝るのかな」とさえ思う革新です。
 スマホGPSを持つ登山者が地図を読む場合は「進行方向決定のみに英知を投入すれば良い」と言えます。ヤマレコにアップされた先行者のログ(トレース)を事前に取り込んでおけば、「進行方向決定」さえも簡単で確実になります(トレースを辿ればよい)。でも、「目標コースのログがアップされてない」「アップされていてもコースが間違っている」「コースが垂直に近くてログが重なりそれを辿れない」などの問題点があります。先行者のログを辿らない場合は、GPSに依存しないで進行方向を決定する経験と習熟と企画力が必要になります。その経験等を増やすため「なるべく先行者のログは使わないでいよう」と思って下さい。
 言うまでもないことですが、故障したり、電池が切れたり、低温下で動かなかったり、地図を事前に入れて(キャッシュ)しておくことに失敗していたり等で、まったく使えなくなる可能性があることに気を配らなければなりません。
 M浦は2019年現在、「ジオグラフイカ」使っています。アイフォン、アンドロイドの別なく使えます。有料部分を購入しても980円と安価です。国土地理院の2万5千図とグーグルマップの両方を表示します。M浦の地図読み40年の経験を持ってしても(話せば長い)、地図アプリの現在地確認能力にはまったく歯が立ちません(大きなな地図で全体把握するのだったらまだまで負けないけど)。

(例1)西上州三岩岳隣の大津で使ってみました(2021年6/2)。

 上写真左はジオグラフィカで。上写真右はヤマレコです、ヤマレコプレミアムだとは月に数百円ずっと払うことになる(定期的に払うのをサブスクリプションと言うらしい)んで少し高く感じます。なので、松浦はジオグラフィカは有料の方、ヤマレコはプレミアムでない無料(3つの山域まで地図ダウンロードできる)の方をスマホに入れていますます。まず、ジオグラフィカの方を見て下さい大津には登山道がないことがわかります。ジオグラフィカの現在地を示す赤い矢印は大きくて見やすいです。大津付近だけかも知れませんが、ジオグラフィカの方がヤマレコより動作が早いように感じました。ヤマレコの方を見て下さい。ヤマレコの名に恥じず、自分の歩いた跡が赤線で表示されます(ジオグラフィカにも同じ機能があります)。なので、戻れます(懸垂下降で降りた後とか通過後に土砂崩れがあったとかで、必ず戻れるとは限らないけれど)。戻れるなら進めます(わかりにくい表現ですみません)。また他のヤマレコユーザーが歩いた跡が薄オレンジ色の点で表示されるので、それを追えば、先行者のルートをたどることが出来ます。

 大津に同行したS氏はヤマップというアプリを使っていました。ヤマップに他人が過去に歩いた軌跡を表示する機能があるかは確認出来ていません(ネットで調べたら無いみたいですが?)。ヤマップにも無料バージョンと定期的にお金を払うサブスクリプションバージョン(値段はヤマレコと同じくらい)があります。

(例2)下の写真の赤線はジオグラフィカで記録した丹沢小川谷の下山路です。この道は廃道で地形図には載っていません。小川谷の終了点付近でGPSの現在地とこの写真を照合すれば下山路が見つからない可能性がとても少なくなります。

<注>GPSによらない現在地の確認方法
①山頂、鞍部、橋、送電線の下、道の分岐、尾根の分岐、枝沢の流入、等の顕著な地形の場所に来た時に地図上のその場所と一致させるようにして確認する。
②尾根筋、沢筋、登山道などを地図上のX軸とし、高度計で測った現在高度を同じくY軸として、X軸とY軸の地図上での交点を求めることで現在地を確認する。

 以下、2012年12月のshoujohanneさんと2013年4月のI島さんの報告です。
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shoujohanne 2012.12月25日
 噂では聞いていましたが、使ってみたらやはりすごいです。
 アンドロイドのスマホに、山旅ロガー(300円)と地図ロイドのアプリ(無料)を入れるだけで、GPS専用器顔負けの機能になりました。
 あらかじめ、行く予定の範囲の地図を街中でスキャンしてキャッシュしておけば、携帯の電波が届かないところでも、きちんと動作します。
 下図は、12/22の北八ヶ岳山行のデータの一部です。端末上で、その位置の標高まで分かります(地図データと比べてもほとんど誤差がありません)

 帰ってきて見れば、その位置の通過時間や、歩行速度までわかります。
 機内モードで他の電波のやりとりをなくして使ったら、今回の二日間(計10時間行動)で、バッテリーは50%位の消費でした。
 頼りすぎると地図読みが出来なくなりそうですが、いざというときの保険代わりには最高です。
*山旅ロガーは無料バージョンと有料バージョンの山旅ロガー goldがあります。上記は「山旅ロガーgold」のもので、それが300円です。
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マック使いの独り言 I島 2013年4月12日


2012年12月25日付の伝言板、shoujohanneさんの記事は、アンドロイド掲載のスマホで、ソフトとして山旅ロガーと地図ロイドでGPS専用機顔負けの機能が実現できるという、とても嬉しい報告でした。確かに、これは使えますね。
 ところで、I島はマック使いです。携帯は山で使えるタフなやつと考え、AUのG‘Zoneの携帯を使用していました。しかし、これには何かと問題が発生し、しかもいわゆる携帯電話です。そこで次は何を購入しようかと悩んでいました。私はずっとマック使いなので、このマックとの相性を考え、しかもスマホを使ってみたいという欲望に勝てず、iPhone5を購入しました。これはテザリングもできる優れもので、これを持っていると通話可能な領域で、コンピュータを使用したネットワーク環境がすべて使用できます。そこで、これを購入。
 次は、アンドロイドのようなGPS機能が使用できないか、ネットサーフィンをしていたところ、なんと!、国土地理院の地形図を読み込んで(数値地図も利用可能です)、しかもGPS機能を実現するソフトがありました。それは、Field Accessと呼ばれるソフトで、iOS5以降のバージョンで使用できるものです。350円で入手可能です。東北地方限定の無料のバージョンもインストールできます。多機能です。詳細はhttp://dendrocopos.jp/fieldaccess/を参照してください。マック使いにはおなじみの、AppStoreで購入できます。
 このソフトは携帯電話として使用する際の圏外でも、もちろん作動します。自分の山行に出かける範囲(つまり必要な地図)を事前に読み込んでおいて(電子国土を事前キャッシュという機能を使用)、名前をつけて保存しておきます。そして実際に現地に行ったら、実際にGPSのログを記録する機能を利用します。詳細はさきほどのURLで見てください。そして、必要に応じて、このGPSのログを保存します。これがきちんとファイルとして保存されます。
 これはもちろんスマホ上で見ることもできますし、マック本体にファイルを転送して、ディスプレイ上で見ることができます。私は試していないのですが、ヤマレコを利用することも可能なようです。ただ、最初、私はうっかりというか、とりあえずiPhone5のファイルをマック本体に移し、それを見ようとしたらファイルを開けられませんでした。作成されているファイルの拡張子が.gpxというものでした。そこでこれを読み込めるソフトをAppStoreで購入(安かったと思います)、早速ファイルを開くことができました。喜んで、これを見ていると、なんとまあ、国土地理院の地形図がGoogleMapに化けていました。しかし、GPSのトレースはきっちりとれています。写真複数枚、添付しました。一つは、美ヶ原に登った1月26日のもの、もう一つは1月27日に美ヶ原から帰ったときのもの。この後者は三城いこいの広場までの歩きだったのですが、I島がGPSのスイッチを切り忘れ、なんと松本駅付近まで松本分校長の車に乗っていった、それがログされています。スイッチの切り忘れにはご用心。
 ということで、一応、iPhone5でのGPS機能の紹介でした。次回はヤマログの方でトレースをとってみます。また結果を報告します。

 そうそう、初日の美ヶ原までの山行では、低温でiPhone5の画面が真っ黒になってしまい、うんともすんとも言ってくれませんでした。これは私の失敗で、いつでもiPhone5を見られるように、レインウエアのポケットにしまっておいて、寒さ対策を怠ったためでした。翌日の山行では、肌に近いところのポケットにしまい込んだので、寒さ対策はばっちりでした。ということで、寒さ対策を怠らないように。たぶん、水にも弱いので、夏の沢登りには防水の工夫が必要ですね。これは大問題!!
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ショートロープ研修

田無ギリギリジム、竜ケ崎ベユールジム、夜間歩行山行等の実技講座内で、ショートロープ研修を行っています。ショートロープ{初心者等を補助(or救助)するロープワークの総称}をゆっくりペースで身につけて行きましょう。

各回基本動作
①ロープのしまい方
②2mコンテの登りと下り(参考:二人を引く方法)
③15mコンテ(トラバースを含む)
④スタッカートの登りと下り(距離と打ち合わせ)、{岩角(樹木、鎖)ビレー}{ボデイ(肩、腰)ビレー&ごぼう抜き}
⑤ロープを持つ手の入れ替え
⑥ロープを肩にかけて持つ方法
⑦簡易ハーネス作り
⑧木を登る
⑨ハーフマスト仮固定
⑩ロープを登る

各回ごとのテーマ
運搬
①背負う(スリング、雨具、ザック)
②担架(雨具、ツエルト、ザック)

トラバース

①腰持ち ②振り子  ③単独登攀とロープフィックス
懸垂救助
①救助者前の懸垂救助 ②救助者後の懸垂救助

フェラータ
①鎖場通過(フェラータ) ②鎖スライドビレー

渡渉
①渡渉とへつりの下流ビレー ②プレ1/2とロープ回収

張り綱設置
①タープ&ツエルト張り ②ポールの自立(含:強風対策)

ロープを投げない懸垂下降
①付録;キャンプ地整地と焚火の方法
②ロープを投げない懸垂下降(4本引き、腰吊り、袋入れ、首かけ)

つりあげシステム
①1/2システム ②1/3~1/7システム

懸垂下降バックアップ
①補助者を置く(ヒゲ出しで下から、補助ロープで上から)
②フリクションヒッチによるバックアップ

個人装備
補助ロープ(20~30m)、120cmスリング1、60cmスリング2、HMSカラビナ1、安全環付カラビナ1、普通カラビナ2
*ハーネスとATC等ビレー器は使いません。
団体装備
スリング、カラビナ、ツェルト等予想される不足分



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